日本ヴォーグ社
Calligraphy
-カリグラフィーの世界へようこそ-
Q&A 技術編
カリグラフィーの技術についての代表的な質問にお答えします。
Q1.ペンの持ち方を教えてください。書きはじめのペンの入り方がわかりません。
まず、45°の角度を保ちながら、山形を書いてみましょう。斜めに上がる線がもっとも細いラインです。45°の角度で一定にして書くと、上に向かって自然な細い線が書けます。傾斜にそって下ろすラインは45°のもっとも太い線です。ペン幅と同じ太い線が書けます。 これを続けて書いてみましょう。山形の練習をして手で角度を覚えるようにします。 始点と終点が45°の角度であるかどうか、確認しましょう。
正しい山形の例
角度が変わっています。
平らなペン先に均等に力が加わっていません。
ペン先の片方が浮いてしまっています。
Q2. 基本のペン先の使い方を知りたいです。ペン先の角度や方向が、どうしても変わりやすいのはなぜ?
写真のようにペンの持ち方が筆圧にも密接に関わってきます。
まず、ペンの持ち方として親指と人差し指でペンのホルダーをしっかり押さえることがポイントです(写真1)。
このとき写真のように体は少し開きぎみにして、腕をリラックスさせましょう(写真2)。正しい姿勢が、ペンの力の入り具合を左右します。ここで、イタリック体を例に、ペン先は45°の角度をとり、紙面に対しても45°の角度を保つことになります(写真3)。
(1)
(2)
(3)
(4)
Q3.ガイドラインの作り方を教えてください。
イタリック体には4本のガイドラインが必要です。ガイドシートがあると便利ですが、ない場合はガイドラインを書いてから字を書くことになります。
まず、ペン先の幅によって文字の高さが決まります。これから使うペン幅の5倍の高さの線を4本書きましょう。これがイタリック体小文字のガイドラインです。基本の文字の高さをxハイト、下の幅をディセンダーとよびます。
大文字のガイドラインは、小文字のガイドラインが基本となります。文字を書く目安として、アセンダーディセンダーにはその幅の中心にもう一本線を引きましょう。
また、イタリック体は、その傾斜が5〜7°なので同じ傾きを保ちながら平行に練習していきましょう。